
抄録
RF-001
ドライバー間の経路変更交渉を組み込んだ経路割当戦略の評価
◎高橋 淳・金森 亮・伊藤孝行(名工大)
自動車交通流の円滑化を目標とした経路情報提供手法として,従来の過去の実績値のデータ利用だけでなく、数分後の各車両の予測位置情報を収集することによって得た予見的経路手法を提案する.更に,本研究では新たに“ドライバー間のポイント交換を伴う経路変更交渉”を交通集中を分散させる割当戦略に組み込む.ドライバーが提供された経路に従わないという行動に対して,経路変更に伴う所要時間の増加がドライバーのポイント価値以下であれば,最短経路ではない経路を選択し,ポイント収集するという行動を経路割当戦略に導入する.