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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
O-055
Twitterを用いた大規模災害時における情報提供システム
六瀬聡宏・長島 俊・内田 理(東海大)・鳥海不二夫(東大)
東日本大震災をはじめとした大規模災害が発生した際、被害を最小限に食い止めるには、災害発生後の迅速かつ的確な情報伝達が重要である。東日本大震災時、Twitterと呼ばれる140文字以内の短文を投稿できるSNSにより、速報性の高い情報伝達が行われ、注目を集めた。また、Twitterの利用者の約6割が「東日本大震災時、Twitterが情報収集に役立った」と回答した調査報告もある。しかし、Twitterの情報量は膨大であり、更にはノイズや重複する情報が存在することから、必要とする情報を簡単に入手することは困難である。そこで本研究は、東日本大震災時のデータを解析することにより、大規模災害時に的確に情報を収集・整理し、ユーザに提供するシステムの構築を検討した。