○村舘靖之・須藤　修（東大）

オンライン家計簿ココマネの2011.4-2012.3までのデータを中心に、鳥取県の「家計調査」2011と比較しつつ、鳥取県の消費動向の特徴について分析を行う。鳥取県はサービスイノベーションに力を入れており、ココマネを分析することで、鳥取で求められる新しいサービスの展開が見えてくると考え、分析した。ココマネのデータから、年収が消費パターンを決める大きな要素とわかる。平均的な鳥取の家計簿を分析すると、年収に加え、地理的要素によっても消費行動が影響を受けることがわかる。高齢化の進んだ鳥取では、高齢者向けの交通手段・買い物代行サービス、中山間地域での移動型商店の展開など、社会状況にあわせた新しいサービスが求められていると言える。