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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
O-045
脳波によるヒューマンエラーの予兆となる注意力の低下の検知
稲田脩二(立命館大)・早川孝之(三菱)・黄 宏軒・原田史子・島川博光(立命館大)
機械による作業の自動化がされていない作業現場での事故や品質不良を引き起こす要因としてヒューマンエラーが挙げられる.作業現場でのヒューマンエラーは疲労や慢心による作業者の注意力の低下が原因である.注意力とは意識を働かせる力であり,意識を働かせていることは脳の活動状態が高いことを意味する.脳の活動状態は脳波の周波数成分を分析することで評価できる.
そのため本論文では,脳波センサにより作業者の脳波の周波数成分を取得し,分析することで作業者の注意力の低下を検知する.
本手法により早期に作業者の注意力の低下を検知し,警告や休憩を促すことでヒューマンエラーを未然に防げる.