
抄録
O-023
写真から抽出した色彩分布を用いた景観解析
○北田能士(デジタルハリウッド大/フレイム)・遊佐怜子(フレイム)
景観を整備・保全するため、平成17年6月1日に景観緑三法が全面施行された。景観整備による波及効果として観光交流の増加等が認められる地区もある一方で、必要であるにもかかわらず、法律を活かしきれずに整備が遅れている地区や自治体の存在が考えられる。今回、デジカメによる写真をバイキュービック法を用いて圧縮し、1ピクセルごとに色を抽出、RGBをX,Y,Z座標にそれぞれ置換し、3DCGソフトウェア上に立体的に配置するプログラムを開発した。これにより、専門知識を有しない人にも簡単かつ客観的に色彩を数値化し、解析することができ、景観の整備が促進されることが期待される。