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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
O-018
知的照明において照明光度がセンサ照度に与える影響度係数の推定における有効ログデータ抽出手法
三木光範・橋本瑠璃亜・間 博人・吉田健太・池上久典・榊原佑樹(同志社大)
実オフィスに導入した知的照明システムでは,照明光度がセンサ照度に与える影響度を実測し,その値を用いて照明を制御している.しかし執務環境の変化に応じて影響度は変化するため,更新する必要がある.そこで著者らは,知的照明システムの稼働ログデータから影響度を更新する手法を提案した.しかしこの手法は稼働ログデータ中に同じ点灯パターンのデータ系列が長期間続くと,影響度の推定値に誤差が生じることが分かった.そこで推定した有効ログデータを抽出することで影響度の推定精度向上を図る手法を提案した.実環境における検証実験により稼働ログデータから推定した有効ログデータを抽出することで影響度の推定精度向上を可能とした.