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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
O-003
埋め草コードを利用したQRコードの高誤り訂正
青山直樹・渡辺優平・森井昌克(神戸大)
携帯電話の普及に伴って二次元コード,特にQRコードが様々な場面で活用されている.
QRコードにはRS符号が使用されているがQRコードではRS符号の誤り訂正能力は最大限に生かしきれてはいない.
格納可能な最大データ量に対し実際に格納したデータ量が少ない場合,埋め草コード語と呼ばれる無為なデータによって
差分を埋める非効率な設計となっている.
提案方式は,その無為なデータである埋め草コード語が格納されているデータ領域を検査点として利用することで
誤り訂正能力向上を図る.
また提案方式によって作成されたQRコードは従来のデコーダでも読み取り可能であり,専用のデコーダを用いることで
誤り訂正能力の向上が可能である.