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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
N-007
センサーカメラによる心肺蘇生法の姿勢学習支援アプリケーション
小原拓也・平間大貴・皆月昭則(釧路公大)
心停止の傷病者に対する緊急の処置方法である心肺蘇生法は一般向けの正しい普及、習得が必要であり、特に胸骨圧迫の正しい姿勢は重要である。胸骨圧迫では一定の圧迫の深度が必要であるが、その為に救助者は適切な姿勢での処置が求められる。しかし講習会では受講者に胸骨圧迫の正しい姿勢があまり意識されていない。そこで本研究では胸骨圧迫時の姿勢を学習するための支援アプリケーションを開発した。姿勢検知環境ではKinect For Windowsを用いた。CPR資格保有者(プロ)の胸骨圧迫時の姿勢を記録させた学習アプリケーションを開発した。Kinectカメラセンサーを用い、受講者の胸骨圧迫時の肩と肘、手首の座標位置から姿勢を検知導出し、正しい姿勢を会得させた。