◎田中恭平・鈴木　裕・吉元涼介・荒川　唯・芳鐘冬樹（筑波大）

複数の研究者によって行われる共同研究においては、研究者によってもともと専門としていた分野、すなわち出身分野が異なることがある。研究分野によってはそれが顕著となっている。すなわち、もともとその分野を専門としていなかった研究者が研究に携わっている。しかし、そのような出身分野に着目した分析はあまり行われていない。
本発表では、研究者の出身分野に関するネットワーク分析を発表する。分析対象として、複数の分野の出身者が研究に携わっていることが多いと考えられる教育学分野を選定した。その中でも、理論分野の一つである教育史学と応用分野の一つである歴史教育学という二つの下位領域の論文を対象とした比較、分析を論じていく。