○薄井智貴・森川高行・剱持千歩（名大）・本丸勝也（リベラ）

日常的な交通・街づくりの課題は，市民が自ら見たこと，感じたことを如何にして抽出するか，という点にある．これまで，なかなか届かなかった市民の身近な「気づき」を効率よく集積することで，地域一体の街づくりが可能となる．また，この「市民力」を活用することで，災害時や非常時においては，行政の災害や渋滞監視システムでは把握できない，リアルタイムかつミクロな災害・渋滞情報を収集できる．そこで本研究では，Androidの音声認識ライブラリを用いて，市民の街づくりに関する個々人の“つぶやき”を容易に収集可能なスマートフォンアプリケーションを開発し，実フィールドにて試験的に適用した結果を報告する．