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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
M-037
大規模なプローブデータを活用した渋滞推定技術におけるマップマッチング手法
竹内智晴・平田飛仙・菅野幹人・飯塚 剛(三菱)
近年、プローブデータを活用して道路リンクの渋滞状況を推定、予測するサービスが普及し始めている。プローブデータを活用するためには、プローブデータと道路リンクを対応付けるマップマッチングが必要である。従来のマッチング手法では、プローブデータごとに道路リンクとの距離を計算することでマッチングを行う。しかし、プローブデータが大規模化することで、距離計算回数が増えるため、例えば、地図情報のメッシュ分割などによる計算効率化手法が提案されている。本稿では、道路リンクごとに周辺メッシュとの距離を事前に算出したフィルタ係数を用いることで、プローブデータごとの距離計算を不要とする新規なマッチング手法を提案する。