情報処理学会ホームページ
FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
M-024
Network Codingを用いたセンサアドホックネットワーク通信の性能解析
寺島美昭・河東晴子・若山俊夫(三菱)
我々はNetwork Coding(NC)理論を用いたセンサアドホックネットワーク(NC通信)実現の研究を行っている.NCを応用する事により送信パケットを符号化により分割し、これらを複数のリンクを用いて同時に送信する事により、最大情報量の通信を実現する.しかし、現実のアドホックネットワークを実現するためには、伝送や処理の遅延、伝送時の情報欠落、また、分割した情報を処理するタイミングの問題など、理論では考慮されていない課題の解決が必要である.本報告ではNC通信の特徴であるトポロジィの複雑さ等を考慮したシミュレーション方法の検討、及び実際にNC通信の性能傾向を解析した結果を報告する.