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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
M-023
内容の印象度に基づくインタラクティブな要約を用いたスライド推敲支援システム
竹島 亮・大平茂輝・長尾 確(名大)
研究者にとって、自身の研究成果を口頭発表することは重要なタスクである。発表に用いるスライドは研究内容の理解に大きく影響を与えるにも関わらず、その推敲は容易ではない。スライドの完成度をスライド作成者自身の評価観点のみで評価すると、スライド作成者が伝えたいと考える内容と、スライドの表層から受ける客観的な印象との間に齟齬が発生する場合がある。その齟齬は、聴衆の理解を阻害する原因となるため推敲の必要がある。そこで、本研究では、機械的な処理であるスライド要約を、スライド作成プロセスの一部として組み込むことにより、印象と内容の齟齬に自主的に気づいてスライドの推敲を進めることのできる仕組みを実現した。