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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
M-004
フロアセンサを利用した屋内行動推定の一検討
中澤昌美・池田和史・服部 元・滝嶋康弘(KDDI研)
現在、適応的な生活環境構築などを目的とした、家庭内における人物の行動を推定する手法を検討している。動画像から人物の行動認識を行う研究があるが、カメラでデータを収集することに抵抗感があるという課題がある。また、人物と家具等の物にセンサを付与することで、人物の行動を識別する手法があるが、家庭で常にセンサを身につけることは煩わしいという懸念点がある。そこで、フロアセンサを利用することで不快感なく人の歩行データを収集し、それを利用して人物の行動を推定する手法を検討している。本稿では、家庭内で発生する「座る」という動作に着目し、ソファや床、ダイニングテーブルといった多様な座る動作に関するフロアセンサデータを収集しモデルを生成、評価する。