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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
M-002
気圧・姿勢情報を用いた測位システムの鈴鹿サーキットにおける有用性検証
岩波慶一朗・新井イスマイル・田中誠一(明石高専)
スマートフォンによるGPS測位が一般的になりつつあるが常時測位時の消費電力が大きいため、それを解決するべく我々はこれまでに低消費電力な気圧センサを用いた測位システムを開発している。
標高値の変化が激しいエリアにおいては、エリアの標高データと気圧センサ値から求めた高度を照合することで測位が可能となる。ほか、傾斜や対象の移動速度などの情報から、未来の位置を推定できると考えられる。
本稿では、サーキット走行時に時間軸に沿った標高情報を必要とするエコラン競技において上記測位システムをベースとした標高情報推定システムを開発し、鈴鹿サーキットにおける有用性を検証した結果について報告する。