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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
L-030
ネットワーク接続管理技術を利用した機器の稼働時間推定手法
庄子祐亮・角田 裕・松田勝敬(東北工大)
ネットワークの省電力化には、まず各機器の稼働時間のできるだけ正確な把握が必要である。
筆者らはこれまで、ネットワークに接続された機器が稼働中に送出するARP Requestパケットから
稼働時間が推定できることを示している。しかし、稼働終了時点の判断が困難であり、稼働時間を長く見積もる欠点があった。本稿では、稼働終了の判断方法としてPingによる到達性確認を取り入れた稼働時間の推定精度の向上手法を提案する。提案手法では、ARP Requestの送信間隔に基づいてPingの送出タイミングを決定し、Pingによるトラヒックオーバヘッドを削減する。