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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
K-060
生活意欲の低下を検知するための行動実施の丁寧さの測定
川端宝司・西本 航・梶原祐輔・島川博光(立命館大)
介護福祉士の数は介護を要する高齢者に対して少なく,満足な介護が受けられない高齢者が増加している.そこで,本論文ではこの問題を解決するために要介護状態になる高齢者の増加を食い止める方法を提案する.要介護状態に至る原因として生活意欲の低下が大きく関係していると考えられる.本手法ではこの生活意欲の低下を検知し,通知することにより注意を促す.この生活意欲の指標として面倒だがその実施により生活の質を向上できる,炊事・洗濯・掃除などの行動の有無やその丁寧さを検出する.生活意欲の変化を高齢者に通知し,生活を改善し,良い状態を維持してもらうことで,要介護状態に陥ることを予防する.