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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
K-059
NIRSによるフットケアがもたらす効果の分析
江藤 香(日本工大)・吉田廣子(ロイヤル訪問看護ステーション)・伊藤きよみ(東本町訪問看護ステーション)・荻原美知恵(自由が丘訪問看護ステーション)・山崎敦子(芝浦工大)・椋田 實・樺澤康夫(日本工大)
近年、加齢や糖尿病などによる足の病変の対策として、フットケアが効果的な医療手段としての関心が高まり、フットケアにアロマテラピーを併用することが増えている。香りは心身をリラックスさせ、人間に本来備わっている自己治癒力を高める効果があると言われている。そこで、このリラックス効果を確かめるため、アロマを用いたフットケア時の脳血流量の影響を測定することを考えた。NIRS(Near-infrared spectroscopy)では、脳内各所の血流の変化量が測定でき、活性化される部位が特定できる。本研究ではフットケアで行われる香りによる足浴やアロママッサージによる快の刺激が脳の血流量の変化に及ぼす影響を検証した。