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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
K-045
触地図とオンライン地図との情報共有化手法
巽 久行(筑波技術大)・村井保之(日本薬科大)・徳増眞司(神奈川工科大)・宮川正弘(筑波技術大)
近年,地理情報システムの発達により,誰もが手軽にパソコンや携帯端末などで,オンライン地図(例えば,グーグルマップやヤフーマップ等)を利用することができる。しかしながら,視覚障がい者が使う触地図(触って読み取る地図)は,オンライン地図のような手軽に情報を引き出す利用形態にはない。本研究は,オンライン地図から道路情報のみを抽出した地図を用いて簡易触地図を作成し,元のオンライン地図と簡易触地図との間で情報の共有化を図る。すなわち,簡易触地図を利用する人の触指位置を検出して,簡易触地図とオンライン地図の位置を同期させることにより,視覚障がい者でもオンライン地図の便利な機能や情報支援が受けられることを目指す。