○荻窪光慈（埼玉大）

本研究室では、マイコンを活用した生活に役立つ実用的な機器の製作を題材として、組込み技術教育に関する教材開発を行っている。本発表では、その一例として、栽培支援システムの開発を行う。栽培支援システムとは、あらかじめ設定された一定時間毎に、バルブ制御による植物への水やりを行うとともに、温度・照度等の周囲環境の計測を行い、データをフラッシュメモリに記録するシステムである。本システムの活用により、定期的な水やりが可能になるとともに、温度・照度等の時間変化並びにそれらの積算値を知ることができるため、栽培を効率的に支援することが可能になると考えられる。