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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
K-036
ソースコードを段階的に発展させる課題における学習状況の顕在化
西本 航(立命館大)・小山昂紘(三菱電機コントロールソフトウェア)・原田史子・島川博光(立命館大)
プログラミング演習授業において,学習者に対して指導者は彼らの状況に応じた指導を与える必要がある.しかし,学習者の状況をソースコードや実行結果から推測するには多くの労力が必要である.学習目標の中で学習者が行き詰まるであろう箇所を事前に想定でき,また,学習者が綺麗なソースコードを実装するならば,指導者は効率よく学習者の状況を特定できると考えられる.本論文では,スキナーが提唱した指導法に基づいて課題を出題することで,学習目標との対応を明確化し,かつ,模範解答と類似したソースコードを学習者に記述させる手法を提案する.本手法により,学習者の状況を効率よく特定できる.