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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
K-025
骨格トラッキングを用いた作業療法士のための関節可動域計測システムの開発
坂井 希(豊田高専)・川北あすみ(東名古屋病院)・神谷直希(豊田高専)
本研究では,関節可動域を定量的に測定するために,カメラを用いた撮影画像から,コンピュータを用いて関節の可動域を自動計測する.本システムでは,作業療法士がカメラの前で患者の体を動かし,関節可動域の測定を行う.これにより測定部位毎に異なる測定器を用いず,関節可動域の測定を行う.つまり,現状の臨床行為と比較し,測定器であるゴニオメータを用いることなく,カメラにより計測を行う手法である.また,測定には,カメラで撮影した患者に対して骨格トラッキングを適用し,骨格の特徴点を利用する.本システムにより,測定時に発生する患者や作業療法士の負担軽減が実現された.