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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
K-023
互換領域を有する多色多領域方式の高密度二次元コード
寺浦信之(テララコード研/九大)・櫻井幸一(九大)
現在普及している二次元コードは、基本単位のセルに白または黒を割り当て1ビットを表現している.既存の二次元コードとの互換性のある既存領域を維持し、大容量化して新規領域を設定する.セルに数ビットの情報付加手法としては、多色方式と多領域方式がある.多色方式では32色を超える色の識別は困難度が高い.また、多領域方式では、符号化領域を多く取ると識別対象が小さくなり識別が困難となる.そこで、これらの方式を併用し、多色多領域方式とすることで、個別の手法では実現できない大容量化を行う.新規領域にも誤り訂正を導入する.新規領域の秘匿化についても検討する。既存の二次元コードの17倍程度の大容量化を実現する.