山桐靖史・北原　格・○亀田能成・大田友一（筑波大）

本研究では,自由視点映像の閲覧において,仮想カメラを全身的身体動作により直感的に操作するインタフェースについて検討する.

自由視点映像を閲覧する仮想カメラを操作して好みの映像を取得するためには,典型的なカメラ操作である前進,方向転換(パン操作),首振り(チルト操作),垂直方向移動の4種類のカメラ操作が最低限必要と考えられる.
そこで,この4種類の操作を行うためのユーザ側の動作を同じく4種類用意する.
これには実生活で使用するような自然な動作で,かつ互いに類似していないような動作として,それぞれ｢足踏み｣,｢体の回転｣,｢体の傾き｣,｢腕かき｣を選択する.
選択した各動作は排他的な関係になっておりユーザにとって区別しやすく,かつ簡単な動作のみの組み合わせで好みの映像を取得して閲覧できる.
本研究では,各操作の制御を実現するために,RGB-Dカメラの深度情報から算出された関節情報を用いる.