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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
H-052
講義映像における移動物体動線の自動検出
西野博貴・齊藤剛史(九工大)
本研究では、アクティブラーニングの効果解析を補助するシステムの開発を目的としている。本稿では講義室に固定されたカメラを用いて撮影された講義映像より、混雑環境下において移動物体の動線を自動的に検出する手法を提案する。本手法ではFAST検出器を適用して特徴点を抽出し、SIFT記述子で記述された特徴量を用いる。連続するフレーム画像間で特徴点のマッチング処理を行い、同一の特徴点がマッチング結果に含まれる場合、前後のフレーム画像での特徴点の移動軌跡を記憶する。次に特徴点の軌跡を人物ごとにまとめ、動線を生成する。動線の移動量から移動物体の検出を行う。