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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
H-050
粗間隔なカメラアレイで取得したLight Fieldを利用した合焦法による奥行き推定の一検討
西部修明・荒井秀一(東京都市大)
3 次元画像処理では画素単位の明度や色の情報と奥行き情報を使用する.
それらの取得にはカメラと奥行きセンサを併せて用いる手法が広く用いられているが,それらのセンサは情報の統合時に誤対応が生じる問題がある.
この対応問題を解決するセンサとして,PlenopticCameraが存在するが,
光線のサンプリング密度と被写界深度がトレードオフの関係にあり,近距離以外の推定が困難である.
そこで,被写界深度を浅くするために粗なカメラアレイで開口を大きくとり,
合焦法で問題となる多重像を除去することでシーンの奥行き推定を行う.