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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
H-048
イベント相関イメージングを用いた微粒子粒径測定
荒井政彦(東洋大)・矢内正美(フジコミュニケーション)・青柳宜生・椿光太郎(東洋大)
微粒子測定器は、計測機器の大きさ、コストの面で問題があるため容易に導入することができない。その問題を解決するために、画像処理技術を駆使し、新たな測定方式を提案した。本提案により、従来の大規模な測定装置と異なり、「いつでも・どこでも・だれでも」使用できるユビキタス装置の開発が可能になった。測定手法には、従来のレーザー光微粒子散乱法と同様の手法を用い、散乱光強度パターン信号をカメラで収録し、イベント相関イメージングの画像解析手法により微粒子の粒径を求めることができた。

発表では、イベント相関イメージング手法の詳細と実施例として水、油などの液体微粒子の粒径測定例、レーザー波長依存性などについて報告する。