◎板垣泰弘・菅谷隆浩・田中　博・西村広光（神奈川工科大）

現在手話よりも簡易な表現で文字を表現する手法として指形状を利用して文字を表現し，それをコンピュータで認識させる研究が進められている．しかし単一カメラを用いた色認識では，光源による色情報取得の不安定さがあった．そこで環境変化に強い色情報取得方法として，複数カメラ画像を利用した高精度色検出の研究が進められている．しかし既存研究では，複数カメラ画像を合成した際にノイズが発生し，合成画像全体では色検出精度が低下することが課題として残っている．そこで本研究では，限定したカメラ視野に対して複数カメラから最適な色を選択する方法について検討した．