情報処理学会ホームページ
FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
H-037
動画像パターン認識に基づく歩行動作分析における撮影位置の変化の低減手法に関する研究
柳澤孝文(筑波大)・野里博和(産総研)・坂無英徳(筑波大/産総研)
歩行動作を分析・評価し改善に繋げることは,健康維持のために重要である.そのため,ビデオカメラなどを用いた簡便な分析システムが期待されている.しかし,カメラによる撮影条件を厳しく制限することは簡便なシステムとして望ましくない.そこで本稿では,撮影条件を変化させた場合でも同等の分析結果を得られるよう,画像処理を用いる手法を提案する.具体的には,学習データと距離や高さなどを変えて撮影した評価データに対し,射影変換などを用いて学習データの撮影条件に近づけるように補正を行う.実験にて,補正を行う前後において検出率を確認することで提案手法の有効性を検証する.