
抄録
H-035
位置・発話・会計データを用いた配膳待ち時間推定の試み
◎野尻弘也・竹原正矩(岐阜大)・前山賢人(長岡技科大)・田村哲嗣(岐阜大)・蔵田武志(産総研)・速水 悟(岐阜大)
飲食店における顧客の配膳待ち時間は,サービスの質を表す指標の一つであり,業務改善やサービスの生産性向上のため重要な役割を果たす.本稿では,従業員の行動計測による位置・発話データと店舗の会計データを用いて配膳待ち時間(注文から配膳までの時間)を自動で正確に推定することを目指す.まず,人手による配膳待ち時間の調査を行い,各データと配膳待ち時間の関連について明らかにした.そして,推定の自動化に向けたデータ収集の課題や推定手法とその効率化について検討した.