情報処理学会ホームページ
FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
H-033
ボタン押し動作時のシルエット外接矩形を用いた本人認証(その2)
河野駿介・矢内浩文・岡本 翔(茨城大)
バイオメトリクス認証に用られている特徴は,身体的特徴と行動的特徴に分けられる.この内,行動的特徴を用いた認証は,他人に模倣されにくく,なりすましが難しいと考えられるが,身体的特徴を用いた認証より精度が劣る.我々は行動的特徴を用いる新手法として,ユーザがドアの前に立ち,ボタンを押し,元の姿勢に戻る一連の動作の映像をシルエット化し,シルエットの外接矩形時系列に注目する方法を提案した(岡本他, 2011).本研究では,先の提案に対して特徴量の追加や正規化を行い,また,分類性能の高さから近年注目されているSVMを利用することで,認証精度の向上を目指した.