○四宮康治（兵庫県警）・藤田和弘（龍谷大）・中森伸行（京都工繊大）

目視では識別が困難である，縦４画素×横２画素程度の低解像度ナンバープレートの数字の識別(絞り込み)を行った.
　前処理(平滑化フィルタ，平面トレンド処理)後の画像について主成分分析を用い，これによって得られた固有値，固有ベクトル(Eigen Number)と画素値ベクトルの内積を特徴量とし，ベイズ識別を用いて，数字の識別を行った.なお，本研究では，第３候補までに識別対象の数字が含まれたときを正答とした，
　計算機シミュレーションを行ったところ，約99%の正答率が得られた.また，撮影画像について識別を行ったところ，いずれも第３候補以内となり，本提案法を用いて，低解像度ナンバープレートの数字を識別することが可能と考えられた.