
抄録
H-022
プロジェクタとカメラを用いた“どこでもスイッチ”
◎野崎 陽・中島克人(電機大)
現代の一般住宅のリビングなどの居住空間はテレビやエアコン等のリモコンで遠隔操作が可能な機器で溢れている.しかし,これらの多数のリモコンを手元に集め,使い分けなければならないという不便がある.そこで我々は,プロジェクタを用いてリモコンのための仮想的なタッチボタンを身近な平面に投影し,その上でカメラによる認識によって使用者のボタンタッチを認識するシステム“どこでもスイッチ”を提案している.本稿では,本システムに必要な,仮想的なタッチボタンの投影箇所の自動発見機能,および,そのボタンの指先によるタッチ判定機能を実装したのでその評価結果を報告する.