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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
H-016
統計的形状モデリングによる頭上から撮影された距離画像中の歩行者検出
竹村和将・宮城茂幸(滋賀県大)
近年,セキュリティや高度道路交通システムにおいて,物体の検出や追跡などの動画像処理技術が期待されている.本稿では,TOF(Time of Flight)カメラから得られる距離画像に基づいた,頭上方向からの歩行者検出を提案する.頭上方向から撮影を行うことにより,オクルージョンの発生が少なくなり,距離画像を用いることから照明変動の影響を抑えることができる.距離画像から取得した歩行者の立体的形状に主成分分析を適用し次元圧縮を行い,特徴空間の部分空間としてモデル化を行う.これにより歩行者の向きや位置といった見え方変化に頑強な歩行者検出手法の実現を目指す.