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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
H-012
舌診における舌体検出と特徴抽出法の検討
田  明・羅  丹・大谷 淳(早大)
中国伝統医学(Traditional Chinese Medicine,略称TCM)は長い歴史を持ち、欧米諸国で人気のある代替医療として認識されている。TCMでは、舌が内臓の鏡で人体の健康状態と疾病の兆しをあらわすという。病気を診断するプロセスにおいて、舌診が中医学で重視されている。本論文では、舌画像から舌体輪郭分割を行い、舌の形、舌苔、舌色または舌脈の特徴抽出するためのフレームワークを提案する。実験では、データ取得する方法を述べた上、分水嶺(Watershed)に基づいたACM(active contour model)等の画像分割結果を比較し、マルチ特徴量の抽出結果を用いて、本提案したフレームワークの有効性を示す。