
抄録
H-011
身体動作を用いた個人認証のための基本動作に含まれる個人性の解析
◎齋藤拓史・荒井秀一(東京都市大)
Signatureは他者による偽装が難しく,所有物の必要もない認証法で,指紋や虹彩などを用いるものとは異なり,辞書データを盗難されても新しいSignatureを作成すれば変更が可能である.また,最近では発展形であるAir SignatureやBody Motion Signatureを用いて個人認証を行う研究がされている.しかし,これらの方法は頑健性が検討されていない.そこで本研究では,全身の動作に行動的特徴がどの程度存在するかを明らかにする.骨格の違いを排除するために骨格の長さを正規化する.その後,DPmatchingによって比較を行い,動作や被験者ごとに行動的特徴が異なることを示した.