◎平田　智・彌冨　仁（法大）

「顔の魅力の評価」という大変主観的なテーマを「遊び」の切り口で捉え、工学的な手法を用いて挑戦する試みの結果について報告する。撮影条件の統一されていない顔画像から自動で特徴量を抽出し、人が顔から受ける”魅力”および従来の感性工学で扱われてきた魅力に関する印象語、”魅力的””明るい””上品””外交的”の4つを指標として回帰モデルを作成した。その精度を評価した結果、本手法が顔の魅力という主観的な事柄に対して定量化の手がかりの1つを与え得ることを確認した。