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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
H-006
顔認証を目的としたステレオマッチングの高精度高速化
花泉 崇・鈴木輝彦・太原育夫(東理大)
ステレオカメラを用いて3次元計測を行うには左右画像の基準点と対応点を正しく取ることが必要である.マッチング手法には主として位相限定相関(POC)や正規化相互相関(ZNCC)がある.POCは高精度なマッチングが可能であるが,反面計算コストがかかる.ZNCCは比較的高速であるが,POCほど正確なマッチングができない.顔認証にステレオ画像を用い,3次元計測の結果から個人を特定する場合,高精度さと高速さが共に必要になる.本研究ではPOCが周波数空間で行っている処理を実空間で行うことにより,POCより高速でかつZNCCより精度が高いマッチング方法を検討する.