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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
H-001
水面の光反射特性を利用した昼光の分光分布推定
金子瑛士・青木啓文・塚田正人(NEC)
本研究では、海や湖における水面の光反射特性を利用し、ハイパースペクトル(HS)画像から昼光の分光分布を推定する手法を提案する。HS画像から昼光の分光分布を高精度に推定するためには、観測対象の分光特性に関する何らかの仮定を設定する必要がある。しかし、その仮定が実際と乖離する場合は推定精度は悪化する問題がある。本研究では、海や湖の水面における光反射特性に着目し、昼光の分光分布を推定する。屋外曇天下で撮影された海面のHS画像を用いた実験にて、昼光の分光分布が高精度に推定できることを示す。