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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
G-004
細胞診断のための細胞核画像の輪郭複雑度による定量的評価法の検討
大貫泰佳・小林直樹・駒形英樹(埼玉医科大)・市村隆也・後藤義也・清水道生(埼玉医科大国際医療センター)
ディジタル画像処理による細胞診断支援を目指し、細胞診断において重要な判断項目の一つである核構造の数値化を試みた。子宮頚部からの細胞診検体(SCC,CIS,化生,再生,および正常の扁平上皮として診断される典型的な細胞)の細胞核画像を用いて、核の輪郭複雑度を画像処理技術を用いて数値化した。その結果、正常とSCC,CISでは有意差があり、核の輪郭複雑度は細胞を分別し、定量的に細胞診断を支援するための有用な評価項目となりうる可能性が示された。