情報処理学会ホームページ
FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
G-003
肌状態の定量指標構築に向けた基礎的な検討
北島健蔵・彌冨 仁(法大)
皮膚疾患の病勢判定や、肌のしみやきめの細かさなどの美容領域における状態の評価は主に医師や個人の主観的な判断によって決定される。そのため、これらの診断や評価には主観的な判断だけでなく客観的な“ものさし”の導入が求められる。そこで本研究では、画像解析を用いて美容面における肌状態の新たな定量化指標作成のための予備実験を行った。計136枚の肌画像を用いて、肌画像と肌の評価の関係を表すために効果的な画像特徴量を考えると共に、その結果を用いた線形モデルを作成し解析を行った。現時点での教師データは主観に基づくものであるが、2つの画像特徴量のみでおおむね正確に5段階評価で肌質を数値で表わすことができた。