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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
G-001
明視野・暗視野・位相差の合成撮像法
今井瑞穂・宮本啓太・高橋正信(芝浦工大)・中野雅行(大船中央病院)
病理組織診断には通常は明視野画像が用いられるが,光学顕微鏡では暗視野撮影,位
相差撮影といった他の撮像法が利用可能である.そうした複数の撮像法による画像を
利用することで,画像解析精度の改善が期待できる.しかし,複数回の撮影が必要と
なる上,共用コンデンサを回転させる際などに撮像位置がずれることがあり,ずれ補
正が必要になる場合があった.我々は明視野と暗視野画像の合成画像を一度に撮影す
る合成撮像法を提案したが,さらに位相差画像も含めた合成画像の撮影を実現し,実
験により有効性を確認した.