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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
E-024
抽象絵画における鑑賞者の視線行動を利用した自動作曲に関する研究:視線行動パターンから和声的な音楽の生成方法に関する基礎的検討
小楠竜也・大谷 淳(早大)・楜沢 順(千葉商科大)
近年、情報処理などの技術がアートに取り入れられ、様々なメディアを融合したアートが発表されている。特に動画や音声など視覚メディアと聴覚メディアの融合に関しては多くの例があるが、絵画を入力として音楽を自動生成する試みは少ない。本研究は抽象絵画における鑑賞者の視線行動を利用し、音楽のタイムラインを生成して自動作曲する方法を提案する。今回は筆者らが既に提案した抽象絵画における人の視線の動き再現する計算モデルをもとに和声的な音楽を生成し、抽象絵画から人が聞いていて心地よいと感じる音楽を生成するアルゴリズムを検討する。これによって、絵画を利用した自動作曲や作曲支援などへの応用を検討する。