
抄録
E-015
機械学習を用いた段落の順序推定実験
◎伊藤聡史・村田真樹・徳久雅人(鳥取大)・馬 青(龍谷大)
本稿では段落の順序推定に教師あり機械学習を用いる
手法を提案した.段落の順序を推定する実験において,
記事先頭 2 段落の順序推定を行った場合提案手法は 0.85
という高い正解率を得た.人手による順序推定と同等の
正解率であった.また,連接した 2 段落での順序推定では,提案
手法は約 6 割という正解率であった.前方の文章との名
詞の一致数が大きい方を前方とするベースライン手法よ
りは高い正解率であった.段落の
順序推定が他の場合より難しいことがわかった.文の順
序推定と段落の順序推定の比較を行い,違いを明らかに
した.