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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
E-006
ユーザの読解力に応じた難易度の日本語文書推薦のための指標の提案
尾関雄亮・大澤範高・梅澤 猛(千葉大)
読解力を向上させる為には自分のレベルに合った文書を読むことが効果的である。
本研究では、文書自体の難しさとユーザの文書理解力に統一的な指標を与える事で、客観的な評価に基づいた文書推薦を目標とする。
文書の難易度は単語頻度などの語彙難度や一文の平均長などの構造難度が要因である事を調査し、これらの情報を用いてテストデータを主成分分析する事で文章の難易度定義式を構築する。
そして、ユーザ読解力の測定には、機械的にテストを生成でき総合的な語学力を測る事が出来るクローズテストを採用し、文章難易度と統一のスケールで評価をする為にラッシュ分析の考え方を適用する。