
抄録
D-025
Web検索における情報見落としを防ぐWebページの提示手法の提案
◎井倉真一・原田史子・島川博光(立命館大)
WWWユーザは莫大なWebページ群の中から必要なWebページを得るために,短時間でそのWebページが必要かどうかを判断する傾向がある.この時,ユーザはWebページの見た目でこれ以上閲覧するかどうかを判断する.その結果,ユーザにとって実は必要な情報が載っていたとしても見落とし,正しく情報探索が行えていない可能性がある.
本論文では,WWWユーザがWebページの見た目だけで閲覧するかどうかをできるだけ判断させないWebページの提示手法を提案する.本手法では,ユーザがWebページをこれ以上閲覧しないと判断するに至ったWebページの要素を閲覧履歴から抽出する.その要素を含むWebページを閲覧するさいには,その要素部分を改変してユーザに提示する.