
抄録
C-006
資源利用率に基づく連想度可変キャッシュメモリ
◎渡邊恭成・中野秀洋・宮内 新(東京都市大)
本稿では、資源利用率に基づく連想度可変キャッシュメモリを提案する。提案手法では、キャッシュの利用頻度に対する分布を測定する。分布に偏りがある場合、ダイレクトマップ方式に切り替え、利用頻度が低いウェイを停止することによって、低消費電力化を図る。また、ビクティムキャッシュを利用することで、ミス率の低下に対する抑制も行う。シミュレータとベンチマークプログラムを用いた実験を行い、提案手法の基本性能を明らかにする。