◎大久保秀・佐藤　寿・甲斐宗徳（成蹊大）

FIT2012で報告した動的なオブジェクト操作を可能にするシェルにより、AgentSphere内のオブジェクトを動的に変更することが可能になった。これによりエージェントの生成・起動・変更については実行中にユーザが動的に行えるが、エージェントの移動はエージェント自身の自律性に任されていた。しかし自律的なエージェントの移動だけでは対応できない様々な状況が想定されるため、実行中のエージェントの移動を外部から制御することが必要である。そこで、そのためのAPIを作成し、そのAPIを利用したシェルコマンドを準備した。これによりユーザが任意のタイミングで任意のマシンにエージェントを移動させることを可能にしたので報告する。