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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
B-021
タイムアウト機構を有するメッセージ交換プロトコルのUMLモデルとSPINモデル検査
坂本 統・和崎克己(信州大)
メッセージ交換プロトコルのモデル検査を行うため,上流設計としてUMLを 用いてモデル化を行い,モデル検査器SPIN向けコードの自動生成を行った.具体的には,UMLコ ミュニケーション図を用いて,ノード間の接続状態を有向グラフで表現し,図要素に紐付けたUMLステートマシン図の情報と結合することで,プロトコルとネットワーク全体の設計レビュー,並びに網羅的な検査 を行う.特に通信路のタイムアウト機構を導入することで,時間経過による処理の振る舞い記述に対応させた.接続チャンネル数を変数Nで抽象化した上,タグ付け値を利用して要素拡張を行い,自動変換時にスケーラブルな状態値決定が出来るように 工夫した.