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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
B-006
KVMにおける優先度制御法の有効性
森山英明(有明高専)・山内利宏・谷口秀夫(岡山大)
 1台の計算機上で複数のオペレーティングシステム(OS)を同時走行させることで,計算機の資源を効率的に利用する方式がある.KVMによる仮想計算機方式では,LinuxにKVMを導入することでハイパーバイザを構成し,複数のOSをVMとして同時に走行させることができる.ハイパーバイザは,各OSをプロセスとして管理する.このため,各OSに相当するプロセスの優先度を変更することで,OS間の計算機資源の割り当てを制御することができる.
 本稿では,KVMを用いた仮想化環境において,各OSの優先度を変更したときの影響を示し,有効性について述べる.